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レビュー:「母を捨てるということ」(おおたわ史絵)(Kindle)
0
    評価:
    価格: ¥ 1,540
    ショップ: 楽天ブックス
    コメント:この本はすごいと思う。まず依存症の家族の人に読まれるべき本。次に専門家でない医療関係者、依存症が面倒だと思い、差別意識があると思っている人、自分とは関係ないと思っている人、に読まれるべき本だ。依存症の人は苦しさからのセルフメディケーション(自己治療)だという考えには合点がいった。

    JUGEMテーマ:Book review

    JUGEMテーマ:最近読んだ本

     

    おおたわ史絵氏は今年の脳の世紀シンポジウム(オンライン配信だった)で特別講演という形で精神科医の樋口輝彦先生と対談していた。おおたわ氏といえば、テレビのコメンテーターで出てくる女医の先駆けのような印象(それだけ)を持っていたが、この対談で母親の薬物依存に苦労した家族としての一面を持たれていたこと、またそれが今法務省矯正局の非常勤医師としても活動されていることにも影響していることなどが理解できたが、もう少しその背景を知りたいと思い、つい最近出た(とシンポジウムでも紹介していた)『母を捨てるということ』を読んだ。父親が医師、母親は看護師だったようだが、疼痛にオピオイド系の薬物を常用するようになり、依存症となっていたことに、著者は医師になる過程で知る。その当時は依存症の専門家という人も少なかったこともあり、治療を本格的に行うようになるのは遅れる。結局専門家と出会い、まずは父親と著者が入院することに!家族は振り回されてい状態から離れ、かつ依存症の人の治療についても知ることができる。患者会とも接触する。その過程でただやめさせようとするだけではだめなことを自覚していく。要するに依存症は本人が抱える問題に対するセルフメディケーションなんだということがわかる。このことは動物実験でも支持されるデータが有るようで、ラットを孤立した環境に置くと薬物依存になりやすいが、いろいろ遊び道具があり仲間がいるような環境(エンリッチ環境)にいると、なりにくいという。苦労されたお父さんが亡くなり、その後10年ぐらいあとにお母さんもなくなる。お母さんは薬物中毒から買い物依存症の状態になっていたようだ。著者が本書を書くようになったのは編集者に勧められたことがきっかけだったようだが、それによって、母親との関係を整理できたようだ。このあたりは自己観察、マインドフルネスによって自分の問題も解決していくプロセスを観るようだ。ぜひいろいろな立場の人に読んでもらいたい本だと思う。

    | レビュー | 20:24 | comments(0) | - |
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